「孤高の寄生虫学者 山口左仲」展示品入れ替え
当館には、寄生虫学の世界的権威である山口博士の資料が数多く所蔵されています。この展示では、博士の論文に使われた精巧な手描きの原図など、貴重な資料の数々をご覧いただけます。今月から新たな原図が登場しました。
今回は、1934年刊行の「"Studies on the Helminth Fauna of Japan"(日本の寄生蠕虫相に関する研究)」第2編(293ページに及ぶ大著)から選んだ魚類の吸虫の図15点に加え、寄生性甲殻類の図版4点を公開しました。さらに中央ケースには、図が掲載された論文別刷と、論文に記載された甲殻類のプレパラート標本(実物)を展示しています。